介護業界は、年々人材の需要が高まる一方で、人が集まらない現状があります。
多くの施設が慢性的な人手不足に頭を悩ませていることもあり、全国各地に求人が溢れかえっています。
そのため、好条件の介護の仕事を探すのなら、見極める目を持つことが重要です。
豊富な求人を一つ一つ比較するのはなかなか時間がかかるため、探すべきポイントを押さえておくことが大事になってきます。
まず、介護の仕事を探す上で基本となるのが条件の明確化です。
何となくといった漠然とした気持ちで探していれば、いつまで経っても見つけることはできません。
とはいえ、条件を出しすぎても絞り込めなくなるので、多くても3つ程度に抑えて条件に当てはまる職場を探すことが大切です。
職場の雰囲気を重視したい、高給が稼ぎたいといった形で、譲れない条件を優先順位にして挙げていきましょう。
そして、比較することも大事なポイントの一つです。
前述したように介護職の求人は増加傾向にありますが、同じ仕事内容でも勤務地によって給料をはじめとした契約条件が大きく変わってきます。
特に女性の場合は、出産や育児に対する理解の有無で働きやすさは変わってきます。
そうした、給与・女性への配慮など、職場によって待遇が手厚い分野は変わってきます。
そのため、気になる一つの求人があったとしても即座に応募はせず、いくつかピックアップをしてから比較検討をした方がベターです。
最後に、特に大事なのが職場見学をさせてもらうこと。
介護職の離職理由として、職場の人間関係問題はいつもトップに君臨しています。
そんな職員同士の雰囲気や施設の利用者の関係などは、求人情報から判断することはできません。
「アットホームな雰囲気」などと記載されていても、実際はギスギスしているようなケースも珍しくありません。
入社して後悔しないためにも、本当の現場をしっかり自分の目で確かめておくことが大切です。